【英語EMS】 WEBLOG    “TO THE NEXT PHASE”

受講生との雑談のtriggerとして、徒然なるままに日常を綴るブログです。
入試採点ミス

受講生からの話で数年前から聞いてはいたが、都立高校で入試の採点ミスが139件もあったということが報道されて、改めて驚いた。

今年の2月〜3月に実施された入試に於いて、48校に139件の採点ミスがあったとのこと、そして、本来は合格なのに不合格になってしまった生徒が4校で4人いたということが判明したそうだ。

逆に、本来は不合格だが合格していた生徒も複数いるらしい。

某高校でミスが発覚してから、265校すべての都立高で再点検が行われているらしいが、15日の時点で、正解なのに誤答としたのが39件、合計点の足し算を間違えたのが33件、内訳は5教科すべてに渡っているそうだ。

一人の教員が答案を採点後、別の3人の教員が間違いが無いかを確認する仕組みになっているようだが、こうした体制が形骸化していた可能性が指摘されている。

入試では、答案用紙が返却されることはまずないので、何をされても受験生側ではどうすることもできない。

入試は受験生の人生を左右する大事なものだから、採点のミスなどは絶対にあってはならないはず。

人間だからミスをしてしまうのは仕方ないにしても、だからこそ厳重なチェック体制が必要だし、それが正常に機能していななければならないはず。

「入試では1点が大事になってくる」という話は散々されるが、採点する側によって、このような杜撰(ずさん)な処理がされているのでは、受験生側は浮かばれない。

合計点の足し算の間違いなどは、「まともなチェックが為されていない」と言われても、言い訳できないレベルのミスだ。

おそらく今までにもずっとあったことだろうし、都立高以外の入試でもあることだとは思うが、それでもやはり、「入試は受験生の人生を左右する」ということは忘れずに、慎重に、そして、誠意を持って行われることを願うしかない。

◇英語EMS◇

| 教育問題 | 08:55 |
やる気エンジン(1)

2012年にOECDが15歳の子供を対象に行った国際調査では、日本の子供たちは、 「学習意欲の国際調査(数学)」に関して、国際平均と比べて、

「関心がある」 →マイマス

「ためになる」 →マイナス

「活用している」 →マイナス

「得意だ」 →マイナス

「自信がない」 →プラス

という結果が出ていたらしい。

以上、4項目を見ると、極めて日本らしい結果と言える。

「『自信がない』ことに大いに自信がある」っていうのがとにかく日本的な気がする。

しかし、実際の成績自体は、「科学的読解力リテラシー」で65カ国中、日本は4位につけている。

成績は良いけど、意欲は低い。

先日話題にした、「宿題が多過ぎる!」でも書いたが、学校や塾で大量の宿題を出された、無理やりやらされた結果がしっかりと調査結果にも表れている気がする。

ゆとり教育の弊害が指摘されて以来、「詰め込み教育万歳!」という論調も多いが、問題は、詰め込み教育の是非というよりも、詰め込まれる側にやる気があるかどうか、ということだ。

詰め込まれる側にやる気さえあれば、詰め込み教育は大いに効果的であるはずだ。

しかし、前提となる「やる気」がないまま詰め込まれたところで、上手くいけばある程度のラインまでは到達できるかもしれないが、その先の伸び代はほとんどないだろう。

いつまでも勉強自体を他者からコントロールされていては、次のステップには進めない。

学習心理学が専門の心理学者、京都教育大学の伊藤准教授によると、やる気は、スイッチを押せば入るような簡単なものではなく、エンジンのように調子が上がったり下がったりと、揺れ動くものだと考えた方がいいらしい。

周囲の人の言葉や行動など、関わり方によって大きく揺れ動くものである。

そのことを分かった上で、指導に当たったり、宿題を出したり、カリキュラムを作成したりということをしていかないと、結局は本人のためにならない。

EMSで入室時に学力ではなく「やる気」(伸び代)を見させて頂いている理由はここにある。

我々は無理やり大量の宿題を出すことはしないし、課題などに関しても努力が報われるようなものを心掛けている。

TVCMで見かけるどこかの塾のように「やる気スイッチ」を押してあげることはできないが、上下に揺れ動く「やる気エンジン」の調子を、長期的な視点に立って、常に見守ることに関しては、はっきり言って、どこの塾や予備校にも負けないという自負がある。

受講生の皆さん、今月の「EMS通信」にも書きましたが、ご相談、ご質問などがありましたが、お気軽にどうぞ!

英語EMS

| 教育問題 | 08:49 |
教育改革第一提言案

3月23日に判明した自民党の教育再生実行本部が取りまとめた教育改革提言案の「3本の矢」は以下の通り。

1.英語教育の抜本改革

2.理数系教育の刷新

3.情報通信技術(ICT)教育



まず第一に注目すべきなのが、英語重視の方針が強化されることだ。

大学受験や卒業に必要なTOEFLの基準を大学ことに規定。
特に国際水準の研究を目指す大学を約30校指定し、TOEFLで7割以上の高得点を卒業要件に要求。
国家公務員の採用でも一定以上のTOEFLの成績を条件とした。

これにより、小学校からの英語教育もさらに過熱してくるだろう。
最近だと、小学校からでは遅いくらいで、幼稚園や保育園からの英語教育も一般的になりつつある。

ただ、あくまで個人的な意見ではあるが、このような教育改革や、早期英語教育の流れがあったとしても、そんなに目覚しい成果が出てくるとは思えない。

いつも述べていることだが、母国語の力を外国語の力が超えることはありえない。

早期英語教育の後で、そのまま、英語圏の国での生活を送ることになるというのであれば話は別だが、いくら早くから英語教育を受けさせて、勉強させたところで、その後、普通に日本で生活していくのであれば、週に何回か塾に継続的に通わせ続けたところで、その成果などたかが知れている。

もっと言ってしまえば、早期英語教育を受けた生徒が、中学以降の英語学習で苦労し、成績が低迷してしまっている例など枚挙に暇がない。

挨拶程度の英語表現や基本的な英単語などを身に付けて、English speakerと臆することなく話ができるように慣れさせることも大切だとは思うが、もっと大切なことは、母国語の力をつけさせること。国語力をつけさせること。その国語力をベースに論理的な思考力を養っていくことだろう。

それができた上で、英語学習をうまく噛み合わせていけば、非常に効率良く英語力を向上させることができる。

逆に言うと、論理的思考力の伴わない英語力など、高校生以上では、全く意味をなさない。

まずは、言語はコミュニケーションのツールなのだから、その目的をはっきりとさせなければ、その学習自体があまりにも漠然としたものになってしまうだろう。

EMSでは、そういった意味でも、早期英語学習には反対の立場をとっているし、論理的思考力を礎とした根本理解を伴った英語運用能力の習得を目指している。
そして、その目標とするところは、大学入学以降の、学術的な文献を読む力、自分で論文を書ける作文力の2点と明確にしている。

旅行に行ったときの会話程度であれば、そのような会話学校にいくべきだし、英検やTOEFL、TOEICなどの点数だけを求めるのであれば、その手のテクニックを伝授してくれると謳っている専門塾は星の数ほど存在する。

まずは、どのような英語力をどの時点で身に付けさせるのか?ということを、保護者の方が冷静に判断されることが必要になってくるだろう。

英語の話から、話題を変えて、3番目に挙げられているICT教育の推進策として、2010年代に、全ての小中高の児童、生徒に、1台ずつタブレット端末を配備するらしい。

これも、頓珍漢な教育政策に感じてしまう。
教育の目的は、初めから全員にブラックボックスを与えてしまって、その使い方のみを習熟させることで良いのだろうか?

前回の記事に書いた、MTシフトの車の例にも通じる話だが、基本構造を知った上で、自分の手を使って極めてアナログ的な手段で技術を習得した上で、それを機械にオートマティックにやらせるという手順があれば、そのディバイスに対するリテラシーも当然高くなるはずだ。

しかし、その前提の手順をすっ飛ばして、ブラックボックスだけを与えてしまえば、必ず人間的に退化する部分が出てくるはずだし、何か大切なものを欠いた状態の教育がなされてしまいそうな気がする。

手書きで文章を書くことすらまともにできない人間が、パソコンや携帯でブログなどに文書を書いて発信している。
それはそれで悪いことではないのだが、記述の答案を見ると、それらと同じレベルでしか文を生成できない生徒さんが最近は増えてきている。

子供だけではない。

いい大人が、ビジネス用途で書いている文書でも、変換のミスや、誤字脱字だらけ、という非常に恥ずかしい例も多い。

それで本人はICTリテラシーが高いつもりでいるのかもしれないが、見る人が見れば、中身の無さが見抜かれてしまう。

悪平等主義で、画一的に何かを施そうとする教育は、すでに限界が見えているはずなのに、理想論だけで、時代にマッチさせようとする教育は、何か根本的な欠陥があるように思えてならない。

大切なのは、英語とかICTなどの道具ではなくて、中身だ。

中身が無ければ、道具も生きてこない。

教育の場、特に、小学校や中学校くらいの段階の教育は、人間として普遍的な基礎力を徹底的に身に付けさせる場であって欲しいと切に願っている。

そして、英語力に関しても、中学、高校と、根本理論を徹底的に身に付けさせることによって、上辺だけでない、その先、どの分野の英語力が必要になっても必ず必要となる基礎力を身に付けさせることが先決であるはずだ。

結局、学校教育の場が、やたら理想を振り回して、教材だけを大量に与えて、授業数を闇雲に増やすという政策しかとってくれないので、生徒たちはその被害者になってしまっている。

そういった被害者を少しでも減らして、本当の意味での基礎力を身に付けさせる場所として、EMSは設立され、その存在価値を見出している。

ありそうなんだけど、なかなか無い、オリジナルの教育で基礎力を徹底的に身に付けてもらう場所。
受講生の皆さん、そんなEMSにご期待下さい!

4月からの新学年も一緒に頑張っていきましょう!

◇英語EMS◇

| 教育問題 | 09:54 |
クォーター制

早稲田大学が来春から順次クォーター制を導入するようです。

現行の1年間「2期制」から、クォーター制(4期制)にすることによって、1期が約4ヶ月から約2ヶ月となり、学生が留学し易くなったり、逆に留学生を受け入れやすくなるとのこと。

東大が検討している秋入学が実際に始まると、ますます学生は流動的になり、それに伴い、入社時期が変わったり、逆に、高校、中学、小学校にまで変化が及ぶかもしれません。

近い将来、社会のシステムそのものが大きく変革していくはずです。

どんな時代が来て、いつ、世界のどんな場所に行っても生きて行けるだけの基礎学力、英語力だけは、今のうちにしっかりと身に付けておきたいものです。

◇英語EMS◇

| 教育問題 | 11:38 |
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