【英語EMS】 WEBLOG    “TO THE NEXT PHASE”

受講生との雑談のtriggerとして、徒然なるままに日常を綴るブログです。
<< 深海 〜DEEP OCEAN〜 | main | 夏期休校期間に関しまして >>
Rip Current

福岡県古賀市の海岸で4人の方が溺死してしまう水難事故が起きた。

 

4人の方は全員水死と判明。

 

海岸から沖合へ海水が強く流れる「離岸流」に巻き込まれた可能性があるとみられているとのこと。

 

まずは亡くなられた4人の方のご冥福をお祈りします。

 

幼い兄弟とお父さん、そして、それを見て助けようとした偶然居合わせた男性。

 

本当に悲しくていたたまれない水難事故だ。

 

不謹慎だと思うが、記事として取り上げさせていただいたのは、自分自身もリップカレント(離岸流)に流された経験があることと、そして、まだ夏休みも中盤なので、もしかして海水浴に行く方もいるかもしれないが、このようないたたまれない事故は繰り返してはいけないと思ったからだ。

 

まずは当たり前だが、遊泳禁止区域では絶対に海水浴をしてはいけない。

 

自然の力を侮ってはいけない。

 

潮の流れや波のパワーなんて、飲み込まれたら一瞬でどうにもならなくなる。

 

プールとは訳が違う。

 

それから、万が一流されてしまった時の対処法も知っておくべきだ。

 

リップカレントに流されて、岸に戻ろうとすると、体力を奪われて溺れることになる。

 

まずは冷静になって、そして岸に平行に、つまり横に逃げることだ。

 

偉そうに語っているが、ワタクシ、学生時代に、インド洋でサーフィンを教わっている時にリップカレントに流された。

 

まあ、本来、サーファーはリップカレントを利用して楽に沖に出るのだが、無知だったワタクシは、「パドリング!パドリング!」と言われて、得意げにパドリングをしていたら、知らないうちにカレントに乗っていて、「あれ?声が聞こえないなあ…」と気づいた時には、流されて波の外側にまで到達してしまっていた。

 

パニック状態になり、必死に岸に向かってパドリングを敢行するが、時すでに遅し…。

 

プールで選手コースまで鍛え上げたバタ足など、自然の前では全くの無力。

 

岸に向かって進むことはなく、逆に、さらに沖へと流されてしまう。

 

「こんなところで死ぬのかな…?」と一瞬よぎった。

 

怖かった。

 

泣き出しそうだった。

 

辺りがシーンとして、一切の音が消えたような気がした。

 

どれくらい時が経ったのか分からない。

 

もしかしたら一瞬のことだったのかもしれないが、背後から「ゴォー」という音が聞こえた。

 

「えっ…?!」

 

と思って振り返った瞬間…、

 

ものすごい高さのBig Waveに飲み込まれた。

 

そこから先は、またまた一瞬のできごとだった。

 

とにかくボードにしがみついて、飲み込まれたBig Waveと共に、一気に岸まで帰還した。

 

もう何が何だか分からない感じで、ボコボコボコボコ…という音と共に、涙と鼻水と海水でぐちゃぐちゃになりながら岸にたどり着いた。

 

一応、心配そうにしていた現地人インストラクターは、

 

「あれはリップカレントだよ!」

 

「岸にもどろうとしちゃダメだよ!」

 

「岸と平行に、横に行けばいいんだよ!」

 

と、色々と教えてくれた。

 

「先に言ってくれよ!!」

 

と心の中では思ったが、怒りなどではなく、生きて帰還できた喜びの気持ちでいっぱいだった。

 

以前から、何かきっかけがあり、この話を雑談なんかですると相当盛り上がるのだが、ワタクシ的には、盛り上がっている場合ではなく、どうしても流されてしまった時の対処法をお伝えしたい一心で話している。

 

もしかしたら、どこかで教わっていることなのかもしれないが、ワタクシの場合はすっかり忘れていた。

 

そして、流されて初めて、その知識の重要性を実感した次第である。

 

だから、どうぞ皆さん、心のどこかで「リップカレントの対処法」は覚えておいて欲しい。

 

一見、遠回りに見えるようで、実はそれが一番安全で早い。

結果が欲しいからといって、無理して岸の方へ泳ぎ出すと、途端に溺れてしまう。

(様々な物事に通じる真理でもある)

 

そして、海や川や山に行かれる方は、どうか安全に楽しんで欲しい。

 

夏休み期間、たくさんの楽しい思い出を作って下さい。

 

英語EMS

 

| CASUAL REMARKS | 04:01 |
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

このページの先頭へ