【英語EMS】 WEBLOG    “TO THE NEXT PHASE”

受講生との雑談のtriggerとして、徒然なるままに日常を綴るブログです。
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悪質タックル問題

先週から連日のように報道されている、大学のアメリカンフットボールの試合中に起きた悪質なタックル問題。

 

今さら感想をこんなところに綴ったところで、言い尽くされた感のあることしか書けないのでお恥ずかしい限りだが、誰かと話をしているとついつい話題にしてしまうこの問題。

 

その原因は、この問題の本質が、社会で常日頃からどこにでも起きていることであり、誰しもが少なからず経験があることだからかもしれない。

 

つまり、何かしらの組織の中で生きている以上、必ずと言っていいほど存在するどうしようもない上層部、良識のかけらもなく話が全く通じない人間、口先だけで実際は自己保身のことだけを考えている輩。

 

書いているだけで嫌な気持ちになってくるので、書きたくないのだが、一言で言うと「ダメな大人」or「ずるい大人」だ。

 

政治家の答弁やら、今回の問題の加害者側の大学の対応やら、毎日の報道で垂れ流されるのは「ずるい大人」の言い逃れ、嘘、言葉をすり替えての誤魔化し、責任の押し付け合いばかりだ。

 

対照的に若者は、真摯に自分の過ちを語り、誰のせいにするのでもなく、結局は自分の弱さの責任だと懺悔する。

 

特に、今回の問題は、それが最高学府である「大学」という教育機関の、指導者という立場の人間の振る舞いであることが、憤りを大きくしている。

 

本来、学生を守るべき存在であるはずの指導者や大学自体が、その学生に罪を一身に背負わせ、自分たちは保身に走るという醜態をさらしている。

 

はっきり言って、今回の事件は氷山の一角であろう。

 

関係者の方々には大変申し訳ないのだが、今回、大きな問題になったことは「膿を出す」という意味では良かったことだと思う。

 

もちろん、まったくの部外者であるワタクシが「良かった」などと軽々しく言うことではないことは百も承知だが、実際、全く問題にもならずに、理不尽な被害を被り、悔し涙をこらえたり、泣き寝入りをせざるを得ないような経験のある人も多いと思う。

 

大学や大人社会のみならず、中高の部活や小学校のクラブ、果ては、近所のスポーツクラブや野球チーム、サッカーチームなんかでも、どうしようもない指導者や心無い人間がいるものだ。

 

ちょっと少年野球の試合を覗くだけでも、「ピッチャーびびってるぞっ〜!」やら「どうせ打てやしないぞ〜!」なんて汚い言葉で相手選手を野次るような指導者も少なからず存在する。

 

こういう大人は猛省してもらいたい。

 

まあ、猛省するような方は、最初からこんなことするわけないのだが、とにかく良識のない大人が多過ぎる。

事の大小はあるが、やっていることの本質は、このタックル問題の加害者側の大学や指導者たちと同じだ。

 

「自分さえよければ…」「自分たちさえよければ…」という考えしかない。

 

話を広げてしまえば、歩きスマホ、歩きたばこ、喫煙所以外での喫煙、煽り運転、etc.

 

全て本質は同じだと言える。

 

相手を思いやる心、危険があるかもしれないという想像力、相手を傷つけてしまうかもしれないという懸念、こういったものが欠如している心無い人間の行動だ。

 

そして、「ずるい大人」を見た子供が、また「ずるい大人」へと成長していく。

こうして、「ずるい大人」で溢れた社会が形成される。

 

皆さんはそんな社会で生きたいだろうか?

 

偉そうに書いてきたが、ワタクシは自分が清廉潔白な素晴らしい人間だなんて全く持って思っていない。

ご存知の通り『The Selfish Gene』(邦題『利己的な遺伝子』)なんていう本もあるくらいなのだから、すべての存在は利己的なものなのだろう。

 

だけど、「人間は社会的な動物である」(解釈の是非は横に置いておく)のだから、素敵な共同体の中で生きていたいものだ。

 

であれば、本質的には利己的なのかもしれないが、それでも「ルールを守る」「相手を思いやる」「相手を敬う」「子供の手本になる」ということは忘れないでいたいと思っている。

 

自分にはそのつもりがなくても、不用意な言動で誰かを傷つけてしまったこともある。

その場合は猛省し、同じ過ちを繰り返さないように心掛けているつもりだ。

 

そして、さらに「指導者」という立場であるからこそ、非常に大きな「責任」が発生することも常に意識している。

 

なぜなら指導者の心無い言動によって、学びの対象そのものが嫌いになってしまう可能性が大きいからだ。

 

「英語」という教科で言えば、初学者の場合は特に指導者の影響が強い。

なおさら責任は重大だ。

 

そして、最後に、子を持つ親の立場からすると、今回の問題は、非常に胸が痛むところだ。

 

ある日突然、子どもが被害者になる可能性もあるし、加害者になる可能性もあるのだから。

 

そして、大衆の目に晒され、面白可笑しく報道されてしまう可能性がゼロではない、ということが確認された。

 

本当にどちらのご両親も複雑な思いに違いない。

 

最後に、加害者側の大学にも素晴らしい先生方、指導者の方は大勢いるだろうし、組織のトップでも上層部でも素晴らしい方はたくさんいる。

 

要は、一人一人の人間性の問題、何かしら権力のような力を持ってしまった時にも自らを律することができるか、組織が間違った方向に進んでいる時に自浄作用が働くかどうかの問題になってくる。

 

少なくとも、まずは自戒を込めて「ずるい大人」にはならないように、少しでも「見習うべき点がある大人」になれるような言動を心掛けたいと思う。

 

もし、たまたまこれをご覧になっていただいている大人の皆さんがいらっしゃったら、本当の意味で「カッコいい大人」を目指しましょうよ!常日頃から。

 

この悪質なタックル問題がどのように解決するのか、もしくは、あやふやなまま納得のいく解決の形には至らないのか、どうなるのかは全く見当がつかないが、最大限良い形で、若者の未来に光が射すような形で解決することを願っている。

 

英語EMS

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